三伸工業株式會社 技術部門
大型水中翼船ジェットホイル、特殊計測器部品など、
解析力と技術力で、超高精度の精密部品を製作します。
強度が高く軽量な金屬、チタン。私たち三伸工業、精密加工部門は、そのチタンを原料にした、実用金屬の中でも最大クラスの強度を持つ「チタン合金」を加工した工業製品の製作に特化。図面を読み解いて「解析」し、蓄積した知識とノウハウにより的確な判斷のもと、進行する案件が望むスペックを満たして製作を可能にするために必要な「技術」を結びつけ、高精度の精密部品を製造し世に送り出しています。
チタン合金製品が活躍するシチュエーションは、その頑丈で軽い特性が必要とされる超々精密で過酷な狀態下。水中翼船や特殊計測機が実際の運用時に、その現場に於いて高い安心と安全を確保するためには、激しい衝撃や腐食を受ける狀況下にあっても、欠けたり、歪んだりといった破損によって形狀を変化させることなく、駆動し続ける物でなければなりません。
海に囲まれた日本。その津々浦々を高速で結ぶ大型水中翼船「ジェットホイル」は、通常のフェリーでは2時間20分を必要とする「博多~対馬」の航路をフェリーの半分、わずか1時間10分で結びます。それは、通常のフェリーはスクリューをディーゼルエンジンなどで回転させて推進力を得ているのに対して、水中翼船である「ジェットホイル」は強大なパワーを発揮するガスタービンエンジンと、船底部に取り付けられた水中翼の揚力により、船體が海面から完全に離れ、ウォータージェットが吹き出す、水の推進力で疾走。まさに海の上を「飛んでいる」という狀態の高速航行を実現します。
最高速度での航行時は秒速22mにも達するジェットホイル?!妇薮螭蚀wを浮かし、海水を吸い込んでジェット噴射して走らせる?!工饯稳皮涡谐踏?、非常に精度の高い船體各部のパーツによるオペレーションによってのみ完成されます。
私たちは「解析」と「技術」の総合力を用いて精密加工を突き詰めると共に、萬一の事故?災害などに際しても保全や修理に即時対応できる力を育て、「ものづくり」を通じ、その向こうにある人々の暮らしの未來を拓いて參りたいと考えています。
PRECISION MACHINING
時代の求める「新たなスタンダード」に常に挑戦。
より高度に精密にチタン合金を加工して、求められる性能を満たした製品を供給するためには、図面の解析力と製造する技術力はもとより、判斷力や知識力など、さまざまな「チカラ」を必要とします。私たちは、時代の求める新たなオーダー、これまでに「存在しない」「不可能だった」「見たこともない」製品作りに挑むと共に、現在まで「できなかった事」を見つけ、そして「やり方を考える」という作業を繰り返し、三伸工業が世の中に送り出す製品が、あらゆる試行錯誤の中で広く世の中の「スタンダード」として生き殘っていくべく日々精進してまいります。
【精密加工部門 製作実例集】